すっかり秋らしい日が続きますね。

稲刈り最盛期で風向きによりくしゃみが止まりません！

先日、絶賛施工中の現場にいつものように訪れ気になっていた施工箇所を確認・色々な打ち合わせを済ませ美しい天井仕上げにこれで良かったとうっとりしつつ邪魔しないように足早においとまするところで棟梁に呼び止められました。何かをゴソゴソ…！お盆に時間があったから。ってな事で幾つか試作した(※そんなクオリティでは無く工藝品のようでした)ので試しに使ってみてと。役得。

あんまり嬉しくて詳しく聞くのを忘れてしまいましたが幾つかの銘木で確か7〜8個あるかなあ？との事。預かったのは紫檀でいわゆるローズウッド。楽器好きな方ならギターのボディでも高級材としてお馴染みですし、家具や彫刻・仏壇などでも選ばれる上等な材料です。少し検索すると出てきますが違法伐採のターゲットになり易く2017 年にはワシントン条約で厳しく伐採を制限されている様です。耐久性が高く虫にも強いし経年変化で艶が出て美しい。この色味が好きであれば言うことなしの大人な銘木を採用。そして何と開閉機能もある訳ですが金物を一切使っていないこだわり様でまだ有ります。開閉機構はヒンジを外側に向け親指で蓋を勢いよく弾いて開ける。所謂ジッポライターのような開け方になっています。凄。

ぽってりしがちな木工細工に於いてキチンとスリムに、木目の見せ方にはしっかりこだわり大人の持ち物といった感じです。置いてあるだけで品の良さが分かります。こんな物がビニール袋から幾つか出てくるので痺れました。我が社には大工上がりの工場加工専門の方がおりまして惚れ惚れする繊細な加工で木工品を作り出し現役自社大工も唸る程なのですが、その話はまたどこかで。そんな腕利きの自社大工においてレジェンド的なその方に全く引けを取らない自社棟梁の手仕事その品質。いかに腕が良いかこういうところでよくわかります。なかなか伝わる・伝える場もないのでこの場を借りてご紹介させていただきました！

良い施工には良い設計が伴わなければなりません。

逆こそ当然然りでどちらも欠けることなく両立します。

腕利きの大工棟梁の腕の見せ所、培った技術を遺憾無く発揮して貰える様な施主さんに寄り添った施主さんの為の一軒を設計せねばと良い緊張感でこの仕事をさせて頂いております。それぞれの持ち場で出来ることを惜しみなく、させて頂くそれぞれの仕事で力を注ぎもっと良いものを。です。

手前味噌ですが適材適所

良い人材揃っております。

100年続く工務店を目指して

SW.design yaezawa 

W= 68mm

H =107mm

T  = 16mm